賃貸物件で更新を断られることはあるの?確認事項や対処法をご紹介!の画像

賃貸物件で更新を断られることはあるの?確認事項や対処法をご紹介!



賃貸物件の更新時期が近づいてきたので、更新の手続きをしたいと考えている方も多いと思います。

しかし、場合によっては更新を断られるケースもあり、注意が必要です。
今回は、賃貸物件で更新を断られるケースについて、断られた際に確認しておきたい内容や対処法についてご紹介します。

『賃貸物件の更新を断られたら何を確認する?』

賃貸物件の更新を断られたら、契約書に記載されている契約形態が定期借家契約・普通借家契約のいずれかを確認しましょう。
定期借家契約は、定められた期間が満了したらそのまま契約が終了される契約であり、基本的には更新できず期間満了後に退去となるのが一般的です。
ただし、貸主は事前に契約期間を定める、公正証書などの書面で契約する、期間満了で契約終了となることを借主へ説明するなどの条件を満たす必要があります。
一方、普通借家契約には合意更新と法定更新の2種類があり、合意更新は当事者の合意によって更新でき、法定更新は自動的に契約期間が更新されます。


『賃貸物件の更新を断られるのはどんなケース?』

賃貸物件の更新を断られるケースでは、まず借主が契約書に記載されているルールを守っていない「債務不履行」が考えられます。
ペット不可の物件でペットを飼っている、騒音により近所から苦情がきている、家賃を何度も滞納しているなどの問題が発生した場合です。
また、賃貸物件が劣化しており、建て直しやリフォームが必要となった場合も、更新を断られる場合があります。
貸主が立ち退き料を支払う場合も、契約更新を断る正当な理由として認められます。
貸主の都合で更新を断る場合、引っ越し費用や新居の契約金などを考慮して立ち退き料が決められ、借主は受け取ったら契約満了後に退去が必要です。


『賃貸物件の更新を断られたときの対処法は?』

賃貸物件の更新を断られた場合、借主は断られる正当な理由があれば退去しなければなりません。
更新を断られても引き続き住み続けようと思えば、断られる正当な理由がないと主張する必要があります。
弁護士に相談する対処法もありますが、時間も費用もかかるため、よほどのこだわりや事情がなければ、立ち退き料の交渉を進めたほうが無難です。
立ち退き料の相場は家賃6か月分と言われており、新しい物件を探す時間や費用が基準となっています。
立ち退きが決まってからも時間に猶予がある場合が多いので、その間に新しい物件を探しましょう。



賃貸物件の更新を断られると、どうしたら良いのかわからず困る方も少なくありません。
その際は契約をチェックし、正当な理由があるかどうかを確認しましょう。
問題なく契約更新できるよう、普段から賃貸物件の決まりや契約内容を守って生活することを心がけましょう。

是非参考にしてみてください♪