
退去立ち合いからリフォーム発注まで管理会社はここまで見ています【現場公開】
「退去後の部屋って、管理会社は実際どこまで見てるの?」
「リフォームはどうやって業者に発注しているの?」
今回は、一般的な汚れレベルの退去物件を例に、
退去立ち合い → 大家さん報告 → リフォーム発注までの一連の流れを解説します。
派手なトラブル事例ではなく、**一番多い“普通の退去”**だからこそ、
管理会社の“姿勢”がよく出る部分です。pasted
① 退去立ち合いで最初にやることは「残置物チェック」
退去立ち合いでまず確認するのは、
**汚れよりも先に「物が残っていないか」**です。
クローゼットの中
収納の奥
洗面台・下駄箱
ベランダ
一見きれいでも、見落としが後トラブルになることが多い。
そのため、上から下まで“なめるように”確認します。
ここを雑にやると、
「それ、最初からありましたよね?」
という話になり、請求も説明もできなくなります。
② 壁紙・設備は「次から次へ」順番に全チェック
次にやるのは、状態確認のルーティン化。
壁紙(特に角・クローゼット内)
床の傷
照明器具(残置か設備かの判断)
エアコン・リモコン有無
建具の立て付け
換気扇の動作
網戸(劣化チェックは“触る”)
ポイントは
「見る」だけでなく「動かす・触る」こと
劣化は見た目では分かりません。
③ 残していい物・ダメな物の判断基準
よくあるのが、
カーテン
生活用品
私物の照明
結論から言うと、
次の入居者が使わない物は基本NG。
ただし、
簡単に外せる
新しく状態が良い
設備的にプラスになる
こういった場合は、
管理会社の判断で「残してOK」にすることもあります。
ここも現場判断力が出るポイントです。
④ 清掃費・エアコン洗浄は「契約内容」で判断
今回のケースでは、
クリーニング費用
エアコン洗浄費用
これらは入居時に契約で回収済み。
そのため、
追加請求なし
その場で話は完結
無理な請求をしないことが、
クレーム防止=大家さんを守ることにつながります。
⑤ 退去後すぐ「動画で」大家さんへ報告
退去立ち合い後、すぐにやるのが大家さん報告。
文章だけでなく
動画をその場で送付
動画のメリットは、
状態が一瞬で伝わる
認識ズレが起きない
判断が早い
結果として、
原状回復の判断
次の動きが早くなる
=空室期間の短縮につながります。pasted
⑥ リフォーム発注で必ず伝える一言
リフォーム業者へ発注する際、
必ず伝えているのがこの一言。
「作業中に気づいた点があれば、必ず連絡ください」
理由はシンプルで、
清掃中に水漏れが発覚
排水の流れが悪い
建具のズレが分かる
など、実は作業中にしか分からない不具合が多いからです。
これを言わないと、
「言われた作業だけやって終わり」
になりがちです。
⑦ 鍵の管理は「リフォーム中」が一番危ない
意外と見落とされがちなのが鍵管理。
キーボックスの番号は使い回されがち
下請け業者まで情報が広がる可能性
そのため、
リフォーム中は現地保管
募集開始後にキーボックス設置
新入居前に必ず鍵交換
という流れにしています。
万が一トラブルが起きても、
新しい入居者には新しい鍵。
リスクを最小化する考え方です。
⑧ なぜ社長が退去立ち合いをやるのか
最後に、よく聞かれる質問。
「なんで社長が毎回立ち合いするんですか?」
答えは明確で、
一番揉めやすいのが退去だから。
感情的になりやすい
お金の話が出る
その場で判断が必要
ここを社員任せにすると、
会社にも大家さんにもダメージが出ます。
だからこそ、
一番責任を取れる立場が出る。
これは経営判断です。
まとめ|退去対応は「管理会社の本質」が出る
退去立ち合いは地味ですが、
空室期間
原状回復費
クレーム有無
大家さんの安心感
すべてに影響します。
「退去をどう扱う会社か」は、
その管理会社のレベルを測る一番の指標です。
管理会社選び・見直しの参考になれば幸いです。