千葉市緑区の住みやすさを検証!気になる住環境や家賃相場とは

千葉市緑区の住みやすさを検証!気になる住環境や家賃相場とは

引っ越し先を探す際に重視するべきポイントは、住宅の立地や間取りだけではありません。
長く暮らせる住まいを見つけるためには、周辺エリアの住みやすさを調べることも大切です。
そこで今回は、千葉市緑区は住みやすさを感じられる地域かどうか、概要と住環境、家賃相場の3つを軸に解説いたします。
千葉市への引っ越しをご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。

千葉市緑区の住みやすさを検証①知っておきたい概要

千葉市緑区の住みやすさを検証①知っておきたい概要

住居自体には満足できても、周辺エリアの住環境によっては、住みやすさを感じられないことがあります。
そのため、引っ越し先を探すときは、周辺エリアの住みやすさもチェックすることが大切です。
引っ越しを検討している地域の住みやすさについて調べるときは、まず概要を確認するとイメージしやすいでしょう。
そこで、千葉市緑区の概要のなかでも押さえておきたいポイントを4つ、確認しておきましょう。

千葉市緑区の概要1:位置と面積

緑区は、千葉市の東南部に位置する区です。
面積は66.25㎢あり、千葉市にある6つの区のなかでは2番目の広さです。
山林や畑地が多く、豊かな自然を感じられる環境で、土気地区にある昭和の森などの自然を活用した施設が充実しています。

千葉市緑区の概要2:人口

千葉市緑区の令和7年3月1日現在の推計人口は、12万8,736名です。
男性が6万2,547名、女性が6万6,189名で、世帯数は5万3,323世帯です。
千葉市全体の推計人口は98万4,023名であり、緑区は6区のなかでも、とくに人口が少ない区に該当します。

千葉市緑区の概要3:歴史

千葉市緑区は、古くから人が暮らしていた形跡のある地域です。
村田川流域北岸では、縄文中期から晩期まで存続している貝塚が発見されており、その頃から人が暮らしていたと考えられます。
古い歴史のある寺院跡からは、平安時代までに多く造られたといわれている布目瓦が確認されるなど、古代から中世にかけても人々の営みがあったことがうかがえます。
江戸時代において、千葉市域は生実藩の領地であり、緑区のあたりには陣屋が置かれ、藩の中心地として栄えました。
近年では、昭和50年以降に土地区画整理事業によって宅地化が進み、人口の増加や商業施設の集結などの発展が続いています。

千葉市緑区の概要4:農業や産業

千葉市緑区は自然に恵まれた地域で、農業が盛んです。
とくに有名なのは、土気地区で栽培されている伝統野菜のからし菜で、「土気からし菜」の名でブランド化されています。
産業の特徴には、首都圏で最大クラスの内陸工業団地があることや、食料関連企業が多くて先進拠点が集積していることなどが挙げられます。

千葉市緑区の住みやすさを検証②エリアの住環境

千葉市緑区の住みやすさを検証②エリアの住環境

千葉市緑区の概要を確認すると、面積が広いわりに人口がそれほど多くはなく、自然が豊かで心穏やかに暮らせそうな地域であることがうかがえるでしょう。
ただし、住みやすさを感じるためには、利便性があるかどうかも大切なポイントです。
そこで、千葉市緑区の住環境について、4つのポイントから確認してみましょう。

千葉市緑区の住環境1:交通アクセス

千葉市緑区の主要駅には、JR外房線の鎌取駅や、京成千原線のおゆみ野駅などがあります。
鎌取駅は、JR外房線のなかでも乗降客数の多い主要駅で、JR千葉駅まで11分ほどで行くことができるアクセスの良さが魅力です。
平日の朝は、外房線の通勤快速が京葉線や総武線に直通しているので、東京駅まで50分ほどで到着できるでしょう。
京成千原線は、千葉市の中心部や幕張新都心、東京都心方面につながる路線であり、こちらも通勤や通学に便利です。

千葉市緑区の住環境2:買い物環境

緑区には、スーパーマーケットが20店舗ほど、コンビニエンスストアが40店舗ほどあり、食料品の買い物に困りません。
鎌取駅の駅前にあるイオンなど、衣料品や日用品がそろっている店舗もあります。
駅から少し離れた場所には、あすみが丘ブランニューモールやイオンタウンおゆみ野などの商業施設があるので、生活に必要なものはほぼ購入できるでしょう。

千葉市緑区の住環境3:子育て環境

千葉市緑区には幼稚園が8園あるほか、保育園の数も多いので、共働きの子育て世帯も住みやすさを感じられる環境です。
小学校は16校、中学校は8校あるので、比較的自宅の近くから通うことができるでしょう。
また、千葉市緑区には公園がたくさんあり、散歩に適した遊歩道も整備されているので、自然を感じながらのびのびと子育てをしたい方におすすめです。
市全体で子育て支援に取り組んでおり、充実した支援があるので、安心して子育てができるでしょう。

千葉市緑区の住環境4:おすすめスポット

千葉市緑区のスポットでとくにチェックしておきたいのは、自然を感じられる施設です。
なかでも昭和の森は、千葉市内で最大の規模を誇る公園です。
敷地面積は100haほどもあり、森のなかに公園があるようなイメージの園内には、キャンプ場や野球場、サイクリングコースなどの設備が充実しています。
アスレチックやローラーすべり台などの遊具や、眺めの良い展望台もあるので、子どもから大人まで1日中楽しむことができるでしょう。
緑区には、ほかにも泉谷公園や千葉市大百池公園など、魅力的な公園が数多くあります。

千葉市緑区の住みやすさを検証③世帯構成別の家賃相場

千葉市緑区の住みやすさを検証③世帯構成別の家賃相場

住環境を確認すると、千葉市緑区は多くの方が住みやすさを感じられる地域であることがうかがえます。
ただし、住まいを決めるときは住みやすさだけではなく、家賃を予算内に収めることも大切です。
予算よりも家賃が高いと、住みやすさは感じられても、生活が苦しくなってしまうかもしれません。
そこで、千葉市緑区の家賃相場を、世帯構成別に確認しておきましょう。

千葉市緑区の家賃相場1:一人暮らし向けの物件

一人暮らしに適している間取りは、ワンルームや1Kです。
ワンルームは、居室が1つの部屋で構成された間取りで、1Kは居室とキッチンが区切られている間取りです。
千葉市緑区にある物件の家賃相場は、ワンルームが5万7,000円ほど、1Kが4万5,000円ほどでしょう。

千葉市緑区の家賃相場2:夫婦やカップル向けの物件

夫婦やカップルなどの二人暮らしには、1LDKや2DKなどの間取りが適しています。
1LDKは1つの個室とリビング、ダイニングとキッチンがある間取りで、2DKは2つの個室とダイニングとキッチンがある間取りです。
共有スペースを広く取りたい場合は1LDK、それぞれの個室がほしい場合は2DKなどのように選ぶと良いでしょう。
千葉市緑区の家賃相場は、1LDKが6万6,000円ほど、2DKが5万5,000円ほどです。

千葉市緑区の家賃相場3:ファミリー向けの物件

ファミリーに向いている間取りは、人数などによって異なりますが、2LDKや3LDKが一般的でしょう。
余裕のある間取りを希望する場合は、4LDK以上がおすすめです。
千葉市緑区の家賃相場は、2LDKが7万4,000円ほど、3LDKが9万9,000円ほどです。
4LDKよりも広い部屋を借りる場合は、9万円以上はかかるでしょう。
なお、同じ間取りの部屋であっても、物件の条件によって家賃相場は変わります。
たとえば、築年数が比較的新しい物件や、駅からの距離が近い物件は、同じ広さでも家賃が高めです。
住みやすさを感じられても、家賃が予算を超えてしまうと支払いを続けられなくなり、長く住むことができない可能性があります。
そのため、家賃が予算をオーバーしそうなときは、築年数が古い物件や駅から離れている物件も検討してみましょう。

まとめ

千葉市緑区は、豊かな自然に恵まれた地域です。
それでいて交通アクセスや買い物が便利で、子育てにも良い環境なので、幅広い世帯が住みやすさを感じられるでしょう。
千葉市への引っ越しをお考えの方は、ぜひ緑区を候補の1つとしてご検討ください。