
賃貸経営で大家さんが困っている「よくある5つの悩み」と現実的な対策
① 空室が埋まらない(最も多い悩み)
これはもう“王道”です。
空室が長期化すると、家賃収入が止まり、経営の前提が崩れます。
まずやるべきこと(お金をかけない対策)
共用部の清掃(自分でできる範囲でもOK)
室内のニオイ・ホコリ・汚れチェック
→ 「自分が借りる側だったら?」の視点が重要募集が本当に広く出ているか確認
自主管理の場合、複数の仲介会社に依頼し、報告をもらう
それでも決まらない場合
フリーレント
募集条件の見直し
設備導入(宅配ボックス・ネット無料など)
最終手段は「家賃」
正直な話、家賃が一番効きます。
ただし、いきなり値下げは“経営として格好よくない”。
無料 → 低コスト → 設備 → 家賃
この順番を守ることが大切です。
② 入居者からのクレーム対応がつらい
特に自主管理の大家さんが疲弊しやすいポイントです。
クレームには2種類あります
ハード系:エアコン・給湯器など設備不良
→ 直せば解決ソフト系:騒音・近隣トラブル
→ 精神的負担が大きい
夜間の電話、感情的なやり取り…。
これは事業として考えると、経営者が直接やる仕事ではないケースも多いです。
対策
管理会社に任せる
連絡手段を工夫(電話→LINEなど)
クレーム受付の仕組みを作る
クレーム対応を放置すると、退去→空室という悪循環に入ります。
③ 家賃滞納・支払いトラブル
最近は保証会社利用が主流なので、
実際に大家さんが困るケースは減っています。
ただし、
昔ながらの「保証人のみ」契約
自主管理物件
では、まだ起こり得ます。
注意点
感情的に直接交渉すると、逆にこじれる
法的手続きは想像以上に手間と時間がかかる
現実的な選択肢
その部屋だけ管理会社に任せる
途中加入できる保証会社を検討する
「管理料はかかるけど、精神的コストが一気に下がる」
これは経営判断として十分アリです。
④ 管理会社への不満(担当・対応)
これも非常に多いです。
空室対策をしてくれない
クレーム対応が遅い
レスポンスが悪い
報告が少ない
管理会社選びのポイント
担当者のレスポンス・相性
担当が頻繁に変わらないか
家賃回収だけの管理か、経営まで踏み込むか
報告手段(LINE・メールなど)が合っているか
大手ほど仕組み優先・柔軟性が低い傾向もあります。
「自分のスタイルに合うか」は非常に重要です。
⑤ 家賃が年々下がっていく不安
相場が上がっていても、
築年数が進めば家賃は下がるのが基本です。
考え方のポイント
「下落を嘆く」より
どう食い止めるか・どう上げるか
具体例
120万円のリフォームで家賃+1万円
→ 年12万円アップ
→ 利回り10%
今の賃貸市場で、
利回り10%の投資はなかなかありません。
判断基準
自分の物件の想定利回り
工事後の家賃上昇額
回収年数
数字で冷静に判断することが大切です。
まとめ|5つの悩みは「仕組み」で解決できる
賃貸経営の悩みは、
空室
クレーム
家賃滞納
管理会社
家賃下落
この5つにほぼ集約されます。
✔ 管理会社に任せる
✔ 一部だけ外注する
✔ 自分でやる範囲を決める
すべては経営判断です。
「どこに時間と労力を使うか」を整理するだけで、
賃貸経営はかなり楽になります。
賃貸経営は“感情”ではなく、
仕組みと数字で考える事業。
ぜひ一度、ご自身の物件をこの5つの視点で見直してみてください。