
【千葉で民泊はアリ?ナシ?】賃貸管理会社が本音で解説します
最近、オーナー様からこんなご相談が増えています。
「空室を民泊にしたらどうですか?」
「民泊の運営代行できますか?」
「Airbnbでやれば儲かるんじゃないですか?」
結論から言います。
千葉エリアでは、基本的におすすめしません。
今回はその理由を、数字も含めてわかりやすく解説します。
※本記事は動画内容をもとに構成しています 貼り付けられたテキスト(1 点)
① 民泊には「年間180日ルール」がある
民泊(住宅宿泊事業)は、法律上年間180日までしか営業できません。
つまり、
365日のうち
半分しか稼働できない
ということです。
これは収益計算において致命的です。
② 収益シミュレーションしてみました
仮に「家賃5万円のワンルーム」があるとします。
■ 通常賃貸の場合
月5万円 × 12ヶ月 = 60万円
もし家賃を4万円に下げても
月4万円 × 12ヶ月 = 48万円
管理費などを差し引いても、手残りは約40万円前後は見込めます。
■ 民泊にした場合(仮定)
1泊1万円で貸す
年間120日稼働(稼働率約66%)
売上:120万円
ここから経費を引きます。
項目金額(年間)清掃費(5,000円×120泊)60万円光熱費・Wi-Fi10万円サイト手数料等約10万円合計経費約80万円
手残り:約40万円
あれ?
これ、家賃4万円で普通に貸した場合とほぼ同じです。
しかも…
トラブル対応あり
名簿管理あり
消防・条例対応あり
近隣クレームリスクあり
入れ替わりは毎回発生
圧倒的に手間が違います。
③ 民泊の見落とされがちなコスト
✔ 光熱費はオーナー負担
ホテルに泊まるとき、節電意識ありますか?
ほぼありません。
エアコンつけっぱなし、水出しっぱなし。
賃貸と違い、節約意識が働きにくいのが現実です。
✔ 清掃は毎回必要
1泊ごとに清掃が必要です。
退去時1回だけの賃貸とは全く違います。
✔ 運営代行は高い
賃貸管理:家賃の約3%前後
民泊運営代行:15〜30%が相場
業務量が多い分、手数料も高くなります。
④ 千葉という立地の現実
これが東京の観光地なら話は別です。
1泊単価が高く取れる
高稼働が見込める
インバウンド需要が強い
しかし千葉の住宅街にあるワンルームや戸建てでは、
「なぜそこに泊まるのか?」
という明確な理由を作るのが難しい。
観光地型の大型ヴィラなら勝ち筋はあります。
しかし、
住宅街のアパート1室
住宅街の戸建て
これは正直かなり厳しいです。
⑤ 経営者目線での判断
経営判断で重要なのは
ROI
手間
再現性
リスク
です。
民泊は
売上は読みにくい
手間は多い
クレームリスクあり
法規制あり
一方で賃貸は
収益が安定
管理体系が確立
トラブル頻度が低い
空室に悩んでいるなら、
民泊転用よりも家賃の戦略見直しの方が合理的
と考えます。
⑥ それでも民泊が向いているケース
以下のような物件なら検討余地ありです。
山・海・川など明確なロケーション価値がある
元々賃貸需要が弱いエリア
大人数向けヴィラ設計
自分で運営できる知識と時間がある
中途半端が一番危険です。
まとめ
千葉エリアの一般的な賃貸物件なら
✔ 民泊転用より
✔ 家賃戦略の見直し
✔ 募集条件の改善
✔ ターゲット再設定
この方が安定して利益を残せます。
流行りで判断するのではなく、
数字で判断する。
これが賃貸経営の基本です。
民泊に賛成の方、反対の方、ぜひご意見もお聞かせください。
次回は「空室対策で本当にやるべきこと」について解説します。