
不動産会社向け「募集素材代行サービス」は本当に必要?
リブ・サーチを実際に検証した結果、ちはや不動産が“導入しなかった理由”
近年、不動産業界では「DX化」「業務効率化」という言葉をよく耳にするようになりました。
その中でも最近増えているのが、
写真撮影代行
VR作成
デジタルホームステージング
寸法入り間取り図
動画撮影
など、募集用素材をまとめて代行してくれるサービスです。
今回は、実際に弊社でも検討した「募集素材代行サービス」について、現場目線で感じたメリット・デメリットをお話しします。
今回検証したサービスとは?
今回検証したのは、募集素材をまとめて作成してくれるサービス。
具体的には、
室内写真
動画
VR
デジタルホームステージング
寸法入り間取り図
などを一括で作成してくれる仕組みです。
特に最近は、
「オンライン内見」
「現地に行かずに部屋探し」
の需要が増えているため、こういったサービスを導入する管理会社も増えています。
実際に感じた“強み”
まず率直に言うと、サービス自体はかなり完成度が高いです。
特に驚いたのは、寸法入りの間取り図。
コンセント位置
エアコン位置
ガスコンロのサイズ
窓寸法
冷蔵庫置場
などが細かく記載されており、かなり実用的でした。
入居者側からすると、
「洗濯機入るかな?」
「冷蔵庫置けるかな?」
「カーテンサイズどうしよう?」
という不安が減るので、かなり親切です。
特に向いているのは「仲介専業会社」
実際に話を聞いて感じたのは、このサービスは特に、
仲介専業会社
との相性が良いということ。
理由はシンプルで、
「現場確認」よりも「募集効率」が重要だからです。
仲介会社は、
ポータル掲載
問い合わせ獲得
来店導線
が最優先。
そのため、
写真が綺麗
VRがある
動画がある
というだけでも十分価値があります。
一方で、ちはや不動産は導入を見送りました
ただ、弊社では最終的に導入を見送りました。
理由は明確です。
「写真撮影」は管理業務の一部だから
弊社では、写真撮影を単なる“撮影作業”とは考えていません。
実際に現場へ行くと、
排水臭が上がっている
共用部が荒れている
郵便ポストが溢れている
壁紙が浮いている
ガスメーターが止まっている
など、写真だけでは分からない問題が見えてきます。
つまり、
「現地へ行くこと自体」に価値がある
と考えています。
“プロカメラマン”と“プロ管理会社”は違う
もちろん、撮影会社のカメラマンさんは撮影のプロです。
ただ、賃貸管理や仲介の現場感覚は別の話。
例えば弊社スタッフは、
「このクロスだと決まりにくい」
「この匂いはクレームになる」
「この共用部状態は空室長期化リスク」
など、“客付け視点”で見ています。
これは、元々賃貸仲介をやってきた人間だからこそ分かる部分です。
DX化=正義、ではない
もちろん、
Web申込
電子契約
現地鍵対応
など、DX化すべき部分は積極的に導入しています。
ただ、
「全部外注化すれば良い」
とは思っていません。
特に管理会社は、
オーナー様への提案
現場改善
空室対策
まで含めて仕事です。
そのため、ちはや不動産では、
“泥臭く現場を見る”
ことを今でも大切にしています。
とはいえ、こういったサービスは今後さらに増える
実際、
写真代行
案内代行
VR作成
AIホームステージング
など、不動産業界の分業化はかなり進んでいます。
今後はさらに、
人件費不足
採用難
DX推進
によって、こういったサービスは広がっていくと思います。
最後に
今回の検証で感じたのは、
「会社の方向性によって正解は変わる」
ということ。
効率化を重視するなら導入はアリ。
ただ、
現場重視
オーナー提案重視
管理品質重視
であれば、自社で現地確認を続ける価値は大きいと思っています。
管理会社選びでも、
「どこまで現場を見ているか」
は、かなり重要なポイントかもしれません。
気になる方は、ぜひ他社との違いも比較しながら管理会社を見てみてください。