
【大家さん向け】温水洗浄便座は自分で取り付けできる?費用を抑えるための基本と注意点を現場から解説
空室対策として人気設備のひとつが「温水洗浄便座」です。
最近では、築年数が古い物件でも「温水洗浄便座が付いていないだけで内見時にマイナス評価になる」というケースも増えてきました。
特に単身向け物件では、
「温水洗浄便座がないから別の物件」
「家賃は同じなら設備が良い方を選ぶ」
という入居者様もかなり増えています。
今回は、実際の現場で温水洗浄便座を取り付けた際の内容をもとに、
取り付け前に確認するポイント
必要な部材
費用感
DIYできる範囲
注意点
について、大家さん向けにわかりやすく解説します。
なぜ今「温水洗浄便座」が重要なのか
繁忙期が終わった4〜5月以降は、
空室対策
設備強化
募集条件の見直し
を行う時期です。
その中でも温水洗浄便座は、
比較的低コスト
入居者満足度が高い
募集写真で差別化できる
という非常に費用対効果の高い設備です。
ちはや不動産でも、
「なるべく家賃を下げずに決める」
という方向性で、設備提案を行っています。
温水洗浄便座は「何でも付く」わけではない
ここが一番重要です。
実は、温水洗浄便座はどの商品でも取り付けできるわけではありません。
購入前に必ずサイズ確認が必要になります。
確認ポイント① 取り付け穴のサイズ
まず確認するのが、便座の取り付け穴の距離です。
確認方法は、
「穴の中心から中心までの距離」
を測ります。
一般的には「140mm」が多いですが、トイレによって異なります。
このサイズが合わないと、そもそも取り付けできません。
確認ポイント② トイレ全体の長さ
次に重要なのが、
「タンクから便器先端までの長さ」
です。
今回の現場では「530mm」でした。
この長さを確認しないと、
便座が前に出すぎる
長さが足りない
見た目が悪い
という問題が起きます。
確認ポイント③ コンセントの有無
温水洗浄便座には電源が必要です。
つまり、トイレ内にコンセントがないと設置できません。
ここで注意点があります。
コンセント増設はDIY不可
便座の取り付け自体はDIY可能ですが、
コンセント増設は電気工事士資格が必要です。
無資格工事は危険ですので、必ず専門業者へ依頼しましょう。
Amazonでも購入可能
最近はAmazonなどでも十分購入可能です。
商品ページには、
取り付け穴サイズ
本体寸法
対応サイズ
が記載されています。
購入前に見るべきポイント
便器長さに合うか
分岐金具付きか
ホース付きか
ここは必ず確認しましょう。
実際に必要な部材
基本的には以下が必要です。
必要部材
温水洗浄便座本体
プレート
固定具
分岐金具
給水ホース
特に重要なのが「分岐金具」です。
分岐金具とは?
トイレタンクへ行く水を、
タンク側
温水洗浄便座側
の2方向へ分けるための部材です。
元々温水洗浄便座が付いていない物件では、この分岐金具が必要になります。
DIYで必要な工具
必要工具はかなり少ないです。
使用工具
マイナスドライバー
プライヤー
レンチ2本
慣れている人であれば15〜30分程度で施工可能です。
取り付け時の注意点
① まず止水する
最初に必ず止水栓を閉めます。
止水後は、一度トイレを流して本当に止まっているか確認しましょう。
② 水漏れチェック
締め付けが弱いと水漏れします。
ただし、締めすぎもNGです。
施工後は必ず、
接続部
ホース周辺
分岐部分
を確認してください。
③ クリーニング後に設置する
おすすめなのは、
「退去後クリーニング完了後」
に設置することです。
理由は、
作業しやすい
衛生的
見た目も綺麗
だからです。
業者依頼すると費用はいくら?
一般的な相場感として、
本体:約22,000円
工事費:約13,000円
合計35,000円前後が多い印象です。
もちろん機種によって変わります。
DIYするとどれくらい節約できる?
DIYできれば、
工事費の1万円〜1.5万円程度を削減できるケースがあります。
管理戸数が多い大家さんほど、
原状回復コスト削減
空室対策強化
キャッシュフロー改善
につながりやすいです。
ちはや不動産としての考え方
ちはや不動産では、
「安易な家賃値下げではなく、設備強化で決める」
という考え方を大切にしています。
温水洗浄便座は、
比較的安価
入居者ニーズが高い
募集力が上がる
という点で、非常におすすめしやすい設備です。
特に、
築古単身物件
競合が多いエリア
家賃差別化が難しい物件
では効果を感じやすい設備のひとつです。
まとめ
温水洗浄便座の設置は、
「意外とシンプル」
です。
ただし、
サイズ確認
分岐金具
コンセント有無
この3点を間違えると取り付けできません。
DIYが得意な大家さんであれば、チャレンジする価値は十分あります。
一方で、
水漏れが不安
電気工事が必要
複数戸まとめて施工したい
という場合は、管理会社や専門業者へ依頼するのがおすすめです。
空室対策は「大規模リフォーム」だけではありません。
こうした小さな設備改善の積み重ねが、結果的に募集力アップにつながります。