
【賃貸オーナー向け】付けた方がいい人気設備とは?費用感もプロ目線で解説
今回は、オーナー様からよくご相談いただく「賃貸物件の設備投資」についてお話しします。
「どんな設備を付ければ入居者に喜ばれるのか」
「実際にどれくらい費用がかかるのか」
こうしたご質問はとても多いです。
ただし、設備は何でも付ければいいというわけではありません。物件の立地や築年数、入居者層によって、向いている設備・そこまで優先度が高くない設備があります。
今回は、実際の物件を見ながら、特におすすめしやすい設備とおおよその費用感について、プロの視点でわかりやすくご紹介します。
設備投資で大切なのは「高い設備」より「求められる設備」
まず大前提として、設備投資で大切なのは、高額な設備をたくさん入れることではありません。
一番大切なのは、入居者さんが実際に求めている設備を付けることです。
見た目の豪華さよりも、日々の暮らしの中で「便利」「安心」「使いやすい」と感じてもらえる設備の方が、入居率や満足度に直結しやすい傾向があります。
では、具体的にどんな設備がおすすめなのか、順番に見ていきましょう。
宅配ボックスは今やかなり需要の高い設備
まずおすすめしたいのが、宅配ボックスです。
最近は置き配がしにくい物件もありますし、共働きの方や日中不在が多い入居者さんにとって、宅配ボックスの有無はかなり重要になっています。実際に、あると便利だと感じる方が非常に多い設備です。
今回見た物件は6世帯のアパートで、世帯数に合わせて2つタイプの宅配ボックスを設置していました。物件規模に応じてサイズや個数を調整するのがポイントです。
費用感としては、このくらいの規模の宅配ボックスであれば、だいたい20万円前後が目安になります。
少し費用はかかりますが、入居者ニーズが高く、満足度にもつながりやすいので、非常におすすめしやすい設備のひとつです。
防犯カメラは安心感アップに効果的
次にご紹介したいのが、防犯カメラです。
防犯カメラは、入居者さんに安心感を与えられるだけでなく、ゴミ置き場のトラブル対策としても有効です。実際に、ゴミ置き場を荒らされやすい物件や、マナー面の課題がある物件では特に効果を感じやすい設備です。
設置費用は業者さんや機種によって幅がありますが、1台あたり5万円〜10万円くらいが目安です。
防犯対策としてはもちろん、物件全体の管理状態が良く見えるという点でもプラスになるため、立地や周辺環境によっては優先的に検討したい設備です。
共用部のLED化は明るさと維持管理の両面でおすすめ
共用部の照明を蛍光灯からLEDへ交換するのも、とてもおすすめです。
LEDは明るく、長持ちするため、見た目の印象が良くなるだけでなく、将来的な交換の手間やコストも抑えやすくなります。
実際に今回の物件でも、細長いタイプや丸型タイプなど、共用部の照明をまとめてLEDへ変更していました。1階部分も含めて8か所ほど交換し、費用は約27万円前後とのことでした。
今後は蛍光灯の入手や交換対応がしにくくなっていく流れもありますので、早めにLED化を進めておくのはおすすめです。
テレビモニターホンは費用対効果の高い人気設備
室内設備の中で、特におすすめしやすいのがテレビモニターホンです。
昔ながらのドアチャイムだけの物件もまだありますが、テレビモニターホンに変えることで、防犯性と安心感が大きく上がります。誰が来たのか室内から確認できますし、録画機能が付いている機種も多いため、不在時の来訪確認にも役立ちます。
費用感としては、だいたい3万円〜4万円程度で設置できるケースが多く、比較的導入しやすい設備です。
ランキングでも上位に入りやすい人気設備ですので、もしまだドアチャイムのままという物件であれば、優先的に交換を検討してもよいと思います。
温水洗浄便座は低コストで満足度を上げやすい
次に、温水洗浄便座です。
今では付いていて当たり前と感じる入居者さんも多く、特に単身者向け・ファミリー向け問わず、あると喜ばれやすい設備です。
取り付け自体は比較的シンプルで、費用は3万円前後が目安です。大きな工事になりにくいため、コストを抑えながら室内の印象を良くしたい場合にも向いています。
ただし、ひとつ注意点があります。温水洗浄便座は電源が必要なため、トイレ内にコンセントがないと設置できません。コンセントがない物件では別途電気工事が必要になることもあるので、事前確認が大切です。
導入のしやすさと入居者満足度のバランスが良い設備なので、条件が合えばぜひおすすめしたいですね。
ゴミ置き場のダストボックスは見た目と実用性の両方に効果あり
最後にご紹介するのが、ゴミ置き場のダストボックスです。
もともとネットだけで対応している物件も多いですが、カラス被害やゴミ散乱の問題がある場合は、ダストボックスの設置がかなり効果的です。
今回の物件でも、以前はネットで対応していたものの、カラス被害があったため、サイズの合うダストボックスを新たに設置していました。
小ぶりなタイプであれば5万円前後が目安です。一方で、世帯数の多い物件や大型のものになると、数十万円ほどかかる場合もあります。
見た目が整うことで物件全体の印象も良くなりますし、入居者さんにとってもゴミ出ししやすくなるため、トラブル防止と満足度アップの両方が期待できます。
どの設備を付けるかは物件に合わせて判断することが大切
ここまで、宅配ボックス、防犯カメラ、LED照明、テレビモニターホン、温水洗浄便座、ダストボックスについてご紹介してきました。
どれもおすすめしやすい設備ですが、すべての物件に一律で必要というわけではありません。
たとえば、単身者が多い物件なら宅配ボックスやモニターホンの優先度が高いことがありますし、ゴミ置き場のトラブルが多いならダストボックスや防犯カメラが有効です。
大切なのは、物件の立地、築年数、間取り、ターゲット層を見ながら、「その物件に合った設備投資」をすることです。
まとめ
設備投資は、ただ高い設備を入れることが目的ではありません。
入居者さんが実際に求めている設備を選び、必要なところに適切にお金をかけることが、結果として空室対策や入居者満足度アップにつながります。
「うちの物件には何を付けた方がいいのか分からない」
「費用を抑えながら効果の高い設備を検討したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。物件の状況に合わせて、必要な設備を一緒に考えさせていただきます。
皆さんは、どんな設備を検討されていますか?
ぜひコメントで教えてください。