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管理会社は「専業型」か「管理+仲介型」か?

古宮 竜馬

筆者 古宮 竜馬

不動産キャリア16年

【代表取締役社長】
空室対策から収益改善まで、“任せられる管理”を千葉で標準化。

賃貸経営はマラソンです。
瞬発力だけではなく、設計と継続が成果を決めます。

「賃貸管理に、愛と透明性を。」
その信念で、千葉のオーナーさまの資産を、長く健やかに育てます。


管理会社は「専業型」か「管理+仲介型」か?大家さんが知っておくべき違い

賃貸経営において「管理会社をどこに任せるか」は空室リスクを大きく左右します。
今回は 管理専業の会社管理+仲介を併用している会社 の違いを整理し、それぞれのメリット・デメリットを大家さん目線で解説します。


管理専業会社の特徴

管理専業とは、仲介は他社に任せ、管理業務に特化している会社のことです。

メリット

  • 管理体制が整っている
    定期巡回の報告や修繕の見積もりなどがシステム化され、報告書やファイリングもきっちり。

  • クレーム対応が迅速
    コールセンターを備えて一次受付を行い、担当者・下請け業者へスムーズに繋げる体制がある。

  • 大規模修繕にも対応可能
    外壁工事やエレベーター修繕など、マンション系で強みを発揮する。

デメリット

  • 客付けは他社任せ
    自社で反響状況を掴みにくいため、空室原因の把握が遅れる。

  • 広告料に依存
    仲介業者に頼る分、AD(広告料)を厚くしないと動きにくいことも。

  • 温度感が分からない
    「あと家賃1,000円下げれば決まる」といった生の声は拾いにくい。


管理+仲介併用会社の特徴

管理業務に加え、自社で客付け仲介も行う会社です。

メリット

  • 入居希望者の声を直接拾える
    「ここが惜しい」「家賃が高い」などリアルな情報を即座に大家さんにフィードバック可能。

  • 広告戦略に柔軟性
    自社裁量で仲介手数料を調整したり、写真やタイトルの差し替えを迅速に行える。

  • 空室対応のスピード感
    数値や反響データをもとにPDCAを回せるため、改善が早い。

デメリット

  • 囲い込みのリスク
    自社で契約をまとめて仲介手数料と広告料を両取りするために、他社に情報を流さないケースがある。

  • 管理品質が落ちる可能性
    仲介に注力しすぎると、管理業務が手薄になる懸念。

  • 広告料交渉が入りやすい
    仲介収益も求めるため、「広告料をもっと厚くしてほしい」と要請が来る場合も。


どちらを選ぶべきか?

結論としては物件のタイプや状況によって最適解は変わると考えるべきです。

  • エレベーター付きや分譲系マンション、大規模修繕が想定される物件
     → 管理専業の大手に任せるのが安心。品質・体制面でメリット大。

  • 駅徒歩や築年数で競争が激しいアパート・中規模マンション
     → 管理+仲介併用の会社の方が有利。反響データを掴み、迅速に空室対策ができる。


ちはや不動産のスタンス

弊社「ちはや不動産」は 管理重視+自社管理物件のみ仲介 というハイブリッド型を採用しています。

  • 他社物件まで手を広げるのではなく、自社で管理している大家さんの物件だけ仲介

  • そのため囲い込みはなく、空室解消に集中できます。

  • 実際に入居希望者と接するからこそ、「あと◯千円下げれば決まる」「設備を入れ替えるべき」といった具体的な提案も可能です。


まとめ

  • 管理専業:管理品質は高いが、空室対策は他社頼み。

  • 管理+仲介併用:空室対応が強み。ただし囲い込みのリスクや管理品質低下の懸念も。

  • 最適解は物件次第。大規模マンションは専業、中小規模は併用が効果的なことも多い。

オーナー様が大切にすべきは「自分の物件に合う管理会社かどうか」。
管理会社選びで迷ったら、複数の会社に相談して比較してみることをおすすめします。