千葉市花見川区はどのようなエリア?お引っ越し後の住みやすさを解説!

千葉市花見川区はどのようなエリア?お引っ越し後の住みやすさを解説!

千葉県は約627.9万人(令和6年5月時点)が生活している、国内でも人口の多い県です。
そのなかでも、千葉市は千葉県の県庁所在地であり、東京都内へのアクセスも良いため、お引っ越し先として検討している方も少なくないのではないでしょうか。
千葉市には区が6つあり、どこに住むかによって住環境が変わります。
今回は、千葉県千葉市にある6つの区のなかから、花見川区(はなみがわく)の住みやすさを解説します。
ぜひ、お引っ越し先の検討材料のひとつとなさってください。

千葉市花見川区の住みやすさ①:概要

千葉市花見川区の住みやすさ①:概要

お引っ越し先を決める際は、「人口が多く栄えたエリアが良い」という方もいれば、「ゆったりとしたエリアで暮らしたい」という方もいます。
「自然の多い山間部を希望する」「文化の豊かなエリアに引っ越したい」など、お引っ越し先の条件にあげるポイントも人それぞれです。
そこで、まずは千葉市花見川区の人口や地理といった概要をご紹介します。

概要①:千葉市花見川区の位置・地理

千葉市には、中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の6区があります。
花見川区がある場所は、千葉市の北西部です。
区の中央には南北の方向に花見川が流れ、緑豊かな河川空間を形成しています。
自然豊かなエリアであり、農地が広がっていることも千葉市花見川区の特徴のひとつです。
都市型農業が盛んで、花見川沿いには野菜の直売所なども設置されています。

概要②:千葉市花見川区の名前の由来

花見川区の名前の由来となっているのは、区内を流れている花見川です。
区制の開始にあたって市民からアイデアを募り、約2万3千件の応募のなかから決定されました。
花見川区と争った上位の案には、「幕張区」「検見川区」などがあったそうです。
花見川は印旛沼周辺の洪水防止を目的として、江戸時代に整備された人口河川であり、河口は東京湾に注いでいます。
名前に「花見」が入っているとおり、花見川周辺には「花見川千本桜緑地」や「花見川サイクリングロード」といった桜の名所が多いことが特徴です。

概要③:千葉市花見川区の人口

花見川区は約18万人が暮らす、千葉市6区のなかでもとくに人口が多い区です。
自然に囲まれているものの、区の北部にはさつきが丘・こてはし台・花見川などの住宅団地が存在しています。
区の南部は京成線の京成千葉駅が最寄り駅となっているため、各方面へのアクセスが良く、活発なエリアです。
自然の多いエリア、落ち着いた住宅街が広がるエリア、活気のあるエリアが混在し、多くの方が集まっている区だといえます。

千葉市花見川区の住みやすさ②:住環境

千葉市花見川区の住みやすさ②:住環境

引っ越し先の検討材料として住環境は重要ですが、データなどからは想像が難しいものです。
そこで、この章では、千葉市花見川区の「交通アクセス」「治安」「買い物環境」「子育て環境」「おすすめスポット」に焦点を当て、お引っ越し後の住みやすさを解説します。

千葉市花見川区の住環境①:交通アクセス

冒頭でも言及したとおり、千葉市は東京都内へのアクセスの良いエリアです。
区内には、JR東日本(中央・総武緩行線)「幕張駅」「幕張本郷駅」「新検見川駅」、京成電鉄(千葉線)「京成幕張本郷駅」「京成幕張駅」「検見川駅」の2路線6駅があります。
「幕張本郷駅」と「京成幕張本郷駅」はつながっているため、乗り換えが容易です。
どちらの路線も本数が多く、スムーズに利用できるでしょう。
幕張本郷駅からの主要駅までのアクセスは、次のとおりです。

●秋葉原駅:約40分(乗り換えなし)
●東京駅:40~50分(乗り換え1回)
●品川駅:55~60分(乗り換え1回)
●新宿駅:約60分(乗り換えなし)


複数路線と乗り換えが可能な秋葉原駅・新宿駅まで、乗り換えなしで到着します。
駅まで離れているエリアでもバス便が多く走っているため、移動に便利です。

千葉市花見川区の住環境②:治安

千葉市花見川区は治安の良いエリアです。
犯罪率は0.63%と、千葉市6区のなかでは2番目に低い数字となっています。
警報犯罪認知件数も年々下がっており、令和元年度は985件、令和2年度は829件と1,000件を切りました。
独自の防犯対策が講じられているなど、防犯に対する意識の高い区です。

千葉市花見川区の住環境③:買い物環境

花見川区は交通アクセスの良い区ですが、区から出なくとも買い物に不自由しない環境が整っています。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど、生活に必要な店舗が複数そろっていることが特徴です。
1時間ほど電車に乗れば新宿駅に到着するため、都心での買い物も楽しめるでしょう。

千葉市花見川区の住環境④:子育て環境

花見川区は自然に囲まれているエリアが多いため、のびのびと子育てができます。
千葉市全体の待機児童数が0人であり、保育園に預けやすい環境です。
子育てをサポートする施設も多く存在し、自治体ぐるみで子育てができる区だといえるでしょう。
治安や買い物環境が良好な点から見ても、子育てしやすいエリアです。

千葉市花見川区の住環境⑤:おすすめスポット

千葉市花見川区のおすすめスポットは、なんといっても花見川沿いです。
野鳥や水生植物の観察、水遊び、お花見などさまざまな楽しみ方ができる「花島公園」、14.3kmのサイクリングが楽しめる「花見川サイクリングロード」といった、自然と触れ合える施設が充実しています。
「千葉市ふるさと農園」は、農業に関する講習などが受けられる施設です。
小・中学生を対象とした農育講座なども実施されており、家族で楽しめるでしょう。

千葉市花見川区の住みやすさ③:家賃相場

千葉市花見川区の住みやすさ③:家賃相場

賃貸物件で暮らす方にとって、家賃相場は住みやすさを左右する大きなポイントです。
千葉市花見川区全体の、令和6年6月時点の家族構成別・間取り別の家賃相場は、次のとおりです。
ただし、花見川区は各エリアに特色があり、どこに住むかによって家賃が大きく変わります。
また、賃貸物件の家賃は駅からの距離や築年数、設備の内容によっても左右されるため、あくまでも目安程度に参考になさってください。

一人暮らし向き賃貸物件の家賃相場

一人暮らし向きの賃貸物件には、ワンルーム、1K、1DK、1LDKが該当します。

●ワンルーム:5万円~7万円台前半
●1K:5万円台前半~6万円台前半
●1DK:5万円台後半~7万円台後半
●1LDK:7万円~9万円


ワンルームであれば毎月5万円台から、花見川区で暮らすことが可能です。

二人暮らし向け賃貸物件の家賃相場

二人暮らし向きの賃貸物件には、2K、2DK、2LDKが該当します。
コンパクトな暮らしを好む方は、1LDKもおすすめです。

●2K:6万円台前半~9万円台前半
●2DK:7万円台前半
●2LDK:8万円台後半~14万円


千葉市花見川区には、二人暮らし向けの賃貸物件はあまり多くありません。
2LDKは比較的豊富であり、家賃が20万円を超えるものもありますが、基本的には10万円程度で暮らせます。

ファミリー向け賃貸物件の家賃相場

ファミリー向けには、3K以上の賃貸物件が該当します。

●3K:8万円台前半~14万円
●3DK:8万円台後半~11万円台前半
●3LDK:10万円台後半~17万円


千葉市花見川区は住みやすいエリアですが、このくらいの広さになると家賃相場が10万円を超えることが多くなります。
家族構成によっては、二人暮らし向けの賃貸物件を検討しても良いでしょう。

まとめ

千葉市花見川区は、千葉市北西部に位置します。
中央には名前の由来となった花見川が流れ、都市型農業が盛んであるなど、自然に囲まれたエリアです。
交通アクセスや買い物環境といった住環境にも恵まれているため、自然と触れ合いながら便利に生活できるでしょう。