賃貸物件のベランダはどう掃除する?汚れの原因と注意点も解説

賃貸物件に住んでいると、気がつかないうちにベランダに汚れがたまっていることがあります。
賃貸物件には、退去時に元どおりにする原状回復義務があるため、こまめな掃除が大切です。
そこで今回は、賃貸物件のベランダについて、汚れの原因・基本的な掃除方法、掃除の注意点を解説します。
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賃貸物件のベランダが汚れる原因

ベランダには、さまざまな原因で汚れがたまりやすくなります。
具体的な汚れの原因をチェックして、対策について考えてみましょう。
原因①風雨で土・砂利が入ってくる
ベランダの隅に土・砂利がたまっていたり、ベランダ全体が土・砂利でうすく覆われていたりする場合、その汚れの原因は雨や風などです。
とくに、近くに田畑や学校のグラウンドなどがあるならば、強風で巻き上げられた土がベランダに入りやすくなります。
賃貸物件の建物の外側に付着した土などの汚れは、雨によって各住戸のベランダに流れ込むことがあります。
こうした風と雨が原因で、ベランダが汚れることが珍しくありません。
風雨による汚れは対策が難しいですが、こまめな掃除を心がければ、比較的簡単に汚れを落とせます。
原因②ガーデニングの土
ベランダに植木鉢・プランターを並べてガーデニングを楽しんでいると、植木鉢・プランターから土が流れ出て汚れてしまう原因になります。
毎日の水やりで下から土を含んだ水が出てくるほか、強風によって土が舞い上がることがあります。
こうした植木鉢・プランターが原因の汚れ予防は、受け皿の設置がおすすめの対策です。
ベランダの排水溝に直接汚れた水を流すのではなく、受け皿で受け止めて、土などの汚れを取り除くと良いでしょう。
原因③排気ガス
ベランダの床と壁に黒色・茶色の汚れが目立つならば、その原因は排気ガスであることがほとんどです。
排気ガスの汚れは、土の汚れとは違い、油分を含んだしつこい汚れです。
水を流しただけでは落ちないため、早めの掃除で対処すると良いでしょう。
ベランダの排気ガス汚れには、外壁専用の洗剤を使用するのがおすすめです。
原因④鳥の糞
賃貸物件のなかには、ひんぱんに鳥が飛来してくる場所があります。
ハト・カラス・スズメといった鳥は、町中でも見る機会が多く、ベランダが糞で汚染されることに注意が必要です。
こうした鳥の糞で注意しなければならないのが、アレルギーの原因になる可能性があることです。
ベランダに鳥の糞を放置してしまうと、乾燥して舞い上がった場合に吸い込むなどして、健康被害が発生するかもしれません。
鳥の糞によるベランダの汚れを防ぐには、鳥が入り込まないよう、ベランダの手すりにワイヤーなどを取り付けると良いでしょう。
原因⑤コケ・カビ・サビ
日当たりの悪いベランダでよく見られるのが、緑色のコケです。
コケの発生を防ぐには、湿気をためないことと、日当たりの悪い部分を作らないなどの対策が有効です。
また、湿気が原因の汚れには、コケだけでなくカビがあります。
カビでベランダが汚れている場合、風とおしを良くして湿気をなくすことが有効な対策です。
さらに、手すりが鉄でできているベランダは、サビによる汚れが発生しやすくなります。
サビがほかの部分に付着した場合、落ちにくい汚れになることが注意点です。
サビ汚れを見つけたら、早めに酸性の洗剤で掃除をしましょう。
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賃貸物件のベランダを掃除する基本的な方法

これから初めてベランダ掃除をする場合、どのような手順で作業を進めれば良いかわからないかもしれません。
そろえておきたい道具とともに、具体的な掃除の手順をチェックしておきましょう。
ベランダ掃除に使う道具
ベランダ掃除に欠かせないのが、ゴミを拾う道具です。
ベランダの隅にたまった土・砂利などを除去するには、ほうき・ちり取りを用意しましょう。
広範囲を立ったまま掃除できるように、柄が長く大き目のものを選ぶのがおすすめです。
また、ほうきだけでは取り切れない汚れを掃除するために、デッキブラシを使います。
水を流しながらこすり洗いをする場合、中性洗剤が必要です。
泡を出さずに掃除したいならば、クエン酸・重曹などを使うと良いでしょう。
さらに、細かな場所の掃除に活躍してくれるのが、スポンジ・歯ブラシなどです。
基本的な掃除の手順
まず、スムーズに掃除を進めるために、ベランダにある植木鉢や荷物などをどかします。
次に、土・砂利・落ち葉などのゴミをほうきで掃いて、除去しましょう。
大きなゴミがなくなったら、濡らした床に少量の洗剤を使用し、デッキブラシでこすり洗いをします。
溝にたまった汚れは流さずに、新聞紙などで拭き取るのがおすすめです。
最後に洗剤を水で洗い流し、汚れが落ちていることを確認しましょう。
特殊な汚れの掃除方法
鳥の糞の汚れは、手袋・マスクを装着したうえで、濡らして除去します。
乾燥して固くなっている場合は、水をかけて少し時間をあけると良いでしょう。
汚れを除去できたら、消毒のためにエタノールスプレーをかけます。
また、手すりの汚れには、重曹を使用するのがおすすめです。
スポンジなどに重曹を溶かした水を含ませて拭いた後、乾いた雑巾で水気を取ります。
さらに、緑色のコケ汚れは、熱湯とブラシが有効な掃除方法です。
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賃貸物件のベランダ掃除における注意点

ベランダ掃除の方法をチェックして実際に掃除をする前には、トラブル防止のために注意点をチェックしておきましょう。
注意点①賃貸物件の規約をチェックする
賃貸物件のなかには、水を使ったベランダ掃除が禁止されているところがあります。
そのため、ベランダ掃除の前には賃貸物件の規約をチェックし、水を使用した掃除ができるかどうかを確認することが注意点です。
水を使えない賃貸物件の場合は、水を含ませた新聞紙で汚れを取るなど、水を流さずにできる掃除方法を確認してみてください。
こうした賃貸物件の規約を確認しないまま掃除をしてしまうと、近隣トラブルに発展するリスクがあります。
注意点②近隣に配慮する
ベランダは室内と違い、外に向け開けているスペースです。
左右上下には同じように外に開けたベランダがあることから、汚れがほかの住戸に入らないよう配慮することが注意点です。
大量の水を一度に流すと、下の住戸に汚水が流れ込んでしまうので、ベランダ掃除では少量の水を使用するのが基本となります。
また、風の強い日にベランダ掃除をした場合、土・ゴミ・水などが風で舞い上がり、ほかの住戸に迷惑をかけることがあります。
掃除前には、外からベランダを見て、近隣の住戸のベランダに洗濯物などがないかを確認しましょう。
注意点③掃除に適した天気を選ぶ
ベランダ掃除に適した天気は、湿度が高い小雨または曇りの日です。
床に流した水が乾きやすいよう、晴れた日に掃除をしたいと思われるかもしれませんが、乾燥した土・カビ・鳥の糞などが飛散しやすいことに注意が必要です。
晴れて風の強い日はベランダ掃除を控えて、風のない湿った日を選ぶと良いでしょう。
注意点④こまめな掃除を心がける
長期間ベランダの汚れを放置してしまうと、簡単には取れない汚れになってしまいます。
大量の水や強い洗剤を使う掃除は、近隣の住戸に与える影響が大きいため、日頃からこまめな掃除を心がけて汚れをためないことが注意点です。
掃除のたびに大量の水を流さず、濡れた新聞紙などで少しずつ汚れを取るようにすれば、1回あたりの掃除の負担が減ります。
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まとめ
賃貸物件のベランダが汚れる主な原因は、土・排気ガス・鳥の糞などです。
実際に掃除を始める前には、ほうき・デッキブラシなどの道具をそろえ、正しい手順で掃除を進めましょう。
賃貸物件では、規約を確認することや近隣住戸に迷惑をかけないことなどが、ベランダ掃除における注意点です。
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